厚着をしても冷え性が取れない原因とは?

末端冷え性。
夏でも冷房の中ではすぐに足先が冷える。

でも汗かきで、冬は暖房の中でシャツに汗ジミが出来ているのに、手足が冷たくてセーターが脱げない。

 

寒いのに汗をかくって、とてもツラいですよね。

残念ながら、病院に相談しても、冷え性に早く効果ある対策というのはあまり無いようで、体質改善の指導が多いようです。

そこで今回は以前アメブロに投稿した冷え性の記事を更に掘り下げて、冷え書の原因を東洋医学(漢方)的に考えていきたいと思います

冷え性の原因を東洋医学(漢方)で考える

冷え性を東洋医学(漢方)で考える前に、大前提となる西洋医学とは違う東洋医学(漢方)での身体の見方をお伝えしておきましょう。

上の図は東洋医学(漢方)での身体の中の状態を簡単に表した図です。

身体には温める作用と冷やす作用があります。
それぞれを温=赤冷=青でグラフ化しています。

冷え性が無い状態とは?

赤の棒と青棒が同じ長さになっています。

身体の中で温める作用と冷やす作用のバランスが取れていて、冷えものぼせも出てこない、理想的な身体の状態です。

身体の中は常に動いているので実際には、上の図のように、赤が6になれば青が4になる(バランス1)・赤が4になれば青が6になる(バランス2)といった具合にシーソーのようにバランスを取っています。

つまり10という合計の中で赤と青がそれぞれ割合をかえながら、冷えの無い身体は成り立っているんですね。

このシーソーが10の中でしっかりと動いている身体を東洋医学(漢方)では理想的な健康体考えています

実は2種類ある冷え性のタイプ

東洋医学(漢方)独特の考え方になりますが、症状としての冷えが大きく2つに分けられます。

冷やす作用が強くなって冷え性になる。

赤が5のまま、青が増えて10になっています。
赤の数字は変わりませんが、合計が15になるので、身体の中のバランスが崩れて、冷え性になります。

冷やす作用が強い冷え性の大きな特徴は2点です。

  1. 自覚症状としての冷え・寒気
  2. 冷え症があるだけで案外元気
  3. 実際に触れた時に冷たい

冷やす作用が強まる原因は?

  1. 感情の乱れ
  2. 寒い場所に長く居る
  3. 暴飲暴食
  4. 不規則だったり偏った食事
  5. すぐにイライラする
  6. むくみ

等があります。

温める作用が弱まって冷え性になる。

 

赤は1に減って、青は5のままです。

こちらは青の数字は変わらないままですが、赤が1まで減り、合計が6になるので、やはり身体の内側のバランスが崩れて、冷え性になります。

温める作用が弱まっているので

  1. 自覚症状としての冷え・寒気
  2. 汗をよくかく
  3. 疲れやすい
  4. 実際に触れても冷たくない

というのが大きな特徴です。

温める作用が弱る原因は?

  1. 食事の不足
  2. 過労や大きな病気
  3. 出血が多い(月経時など)
  4. 情緒不安定

等があげられます。

冷えのタイプによって治療法が変わる!?

冷えのタイプや原因が違うので、東洋医学(漢方)では治療方針が変わってきます。

原因が生活習慣の中ではっきりと特定出来ていれば、生活習慣の改善を治療のベースにします。

ベースとなる方針に鍼灸や漢方薬によって実際の治療を加えていきます。

実際に治療を行う際に、身体の中の状態をどう変えていくのかで、治療法が変わっていきます。

  

図を並べて比べると解りやすいと思います。

同じ冷え症でも
②は青が増える事で冷えすぎて冷え性になります。
③は赤が減ることで温める事が出来ずに冷え性になります。

身体がバランスが取れている状態は赤と青の合計が10でしたよね?
なので、どうやって合計を10にしながら赤と青のバランスを作るか、が冷え性の対策になってきます。

例えば②の冷え性で赤を増やすと、冷えは改善するけど合計が10を超えるので、身体的には相当無理がかかり、冷えとのぼせが同時に出てくる事になります。

逆に③の冷え性は青を減らす事で冷えは改善しますが、合計が10より減ってしまうので、身体的には元気が出ない・気力がわいてこない等、健康とは言えない状態になってしまいます。

冷え性のタイプによってケアを変える

冷え性だからと、シンプルに重ね着や温浴を繰り返しても改善しないのは、冷え性で起こる身体のバランスの崩れ方には合わない事でケアしているからです

青が増える冷え性だと【重ね着】【温浴】【室温の調節】が対策になります。
【食事をしっかり取る】【運動をして体温を上げる】などの対策は赤を増やす事になるので、逆効果になります。

③の赤の減ってしまった冷え性では、【食事をしっかり取る】【運動で体温を上げる】などが有効ですが、【重ね着】や【温浴】では効果が期待できなくなります。

冷え性で悩んでいたり、どうにかしたいと考えている方は
冷え性のタイプを確認して、タイプに合った治療や体質改善のセルフケアを行う事が、改善への早道となります。

番外編の冷え性

番外編は、タイプ別云々をすっ飛ばして今すぐ治療が必要な冷えのタイプです

赤が減り青が増えて、完全に体内のバランスが崩壊しているタイプの冷えです。
赤が減るタイプの冷え性の人が、寒い場所に長時間いるとこのタイプの冷えになります。

赤を増やす事と青を減らす事を同時にすれば対策になりそうですが、どちらを優先するべきなのかは専門家の判断が必要になってくるケースです。

このタイプの冷え性は内臓的な問題を抱えている事もあるので、病院での投薬と並行しての治療が必要になってくるので、早めにお医者さんに相談するようにしてください。

まとめ

東洋医学(漢方)で見た時の健康な状態を知る

西洋医学は検査や数値で身体を判断しますが、東洋医学(漢方)は患者さんの生活習慣などからバランスを把握して判断します。

冷え性のタイプを2つに分ける

冷やす作用が強い冷え性と、める作用が弱くなっている冷え性では治療方法や対策が変わります。
自分のタイプに合う治療やセルフケアを行うようにしましょう

タイプに合うケアを行う

東洋医学(漢方)の考え方でタイプを見つけたら、
タイプに合うケアを行って下さい。
タイプが解らないままケアを行うと逆効果になり、違う症状に悩まされたりすることがあります。

直ぐに治療を受けた方が良いタイプ

西洋医学では病気として名前がつけられることもあるケースなので、早急に医師に相談される事をおすすめします。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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