寝たきりの原因になる高齢者の転倒を防ぐ方法

俳優の梅宮辰夫さんが、芸能生活60年を祝う会を開いた際にホテル入り口で転倒してケガをされたそうです。

辰兄の愛称で親しまれる梅宮さんも御年80歳。
盟友の松方弘樹さんは逝去され、同じ時代を生きた名優の梅宮さん。
健康で元気に時代の語り部として、これからもご活躍して頂きたいなと切実に願っています。

今回は梅宮さんの事故をきっかけに高齢者の転倒と予防、そして転倒の際に身につけておきたいスキルについてお伝えしていきます。

梅宮さんの転倒事故の内容

俳優、梅宮辰夫(80)が15日、東京・芝公園の東京プリンスホテルで生誕80年・芸能生活60年を祝う会を開き、額の右側を30針縫う大けがを負ったことを明かした。開演前にホテル入り口で転倒し、顔面を強打。額のほか、右頬や鼻も裂傷し、公演には顔の右側に大きな絆創膏を貼った痛々しい姿で登場したが、「ぶざまな姿だけど勘弁してくれ! オペラ座の怪人だ」と“役者魂”で盛り上げた。
関係者によると、開演前の午後2時前、ホテルの玄関で足がもつれて頭から転倒。額の右側と右頬、鼻を負傷し、出血がひどいため、すぐに近くの総合病院に搬送された。CT検査の結果、骨や脳などに異常はなかったが、額の右側を30針も縫う大けがで全治は不明。今回のイベントの中止も考えたが、「お客さまがいる限り、はってでも行く」との本人の意向で強行した。

梅宮は「昭和の俳優としてプライドだけは捨てないよ。『早く死ねばいい』といわれるくらい目障りになりたい。昭和の俳優として恥じぬように堂々と生きていきます」と決意表明。辰兄の心意気を発揮した。【産経新聞】

 

流石昭和の名優。
顔を30針縫うほどの大けがでも、逆にチャンスにしてイベントを盛り上げるのも凄いですが、そのケガで尚この決意表明。
好き嫌いは分かれるかも知れませんが、こんな爺になりたいなーと思います。

高齢者の転倒は骨折や寝たきりの原因になる

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人は年齢を重ねると、筋力低下や歩行障害、視力衰えにバランス感覚の鈍化など、様々な能力が低下していきます
普段は意識していなくても、とっさの時にそういった老化が原因でケガや寝たきりに繋がります。

特に高齢者の場合、転倒すると大腿骨・手首・肘の骨折が起きやすいと言われています。
骨折の治療は、固定や手術がありますがあくまでも骨の変形を防いだり骨から臓器を守るために整復を行うケースが殆どで、骨自体の完治には安静が必要となってきます。

 

 

転倒骨折による安静は、高齢者の筋肉を奪い取りそのまま寝たきりになるケースが後を絶ちません。
寝たきりになると、脳の認知機能の低下を招いたり、症状を悪化させる原因にもなっていきます。

高齢者の転倒場所TOPは自宅などの室内

 

高齢者の事故は家庭内が多く、最も多い事故時の場所は「居室」(平成29年度高齢者白書 高齢者の生活環境)との報告が内閣府より出ています。
事故内容の詳細は不明ですが、転倒事故も含めて自宅内が多いと思われます。

若い世代には問題の無い住宅環境でも、高齢者にとっては転倒の危険性が潜んでいますし、今は問題なくとも将来必ず通る道なので、このあたりは覚えておいても良いかなと思います。

 

バリアフリーと筋力強化で高齢者の転倒を防ぐ

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転倒しにくい環境を整えるバリアフリー

 

一般に言うバリアフリーは床の段差などの突起をなくしたり手すりの設置など、身体能力の衰えに合わせた環境を整えていきます。

また、転倒しにくい靴を選ぶというのも、環境を整えることになります。
筋力が低下すると足が上がりにくくなるので、すり足になり少しの凹凸で躓く事になります。
滑り止めがあり、つま先が反り上がっているタイプの靴を選ぶと良いかも知れません。

筋力トレーニングで筋肉量を増やしていく

 

転倒の原因の一つに筋力低下があります。
病院や治療院などではウォーキングやストレッチ指導が行われます。
残念で残酷な事実ですが、そのどちらも筋力を鍛える効果は多くありません。

 

 

筋力を鍛えるなら、油圧式のマシンやフリーウェイトで鍛えていきましょう。
設備とシステムの整ったジムには、トレーナーが常駐しているところが多いので、オーバートレーニングによる疲労骨折などを防ぐ為にも、そうしたジムを選ぶようにして下さい。

転がった時の為の練習をしておく

柔道や合気道には受け身があります。
投げられた時に、ケガをしないようにすることが目的ですが、通常そららの武道は柔らかい畳の上で行われるため地面を叩く事で衝撃を逃します。

日常生活で転倒するとき、フローリングや舗装された路面というケースがあるので、転倒時の受け身はあまりオススメできません。

そこで、オススメなのが
ロシア武術システマです。

僕も短期間ながらトレーニングに参加していましたが、一風変わったとても面白い武術です。

リラックスし続ける・呼吸し続けることで転倒時のケガを防ぐ


システマ(ロシア語: Система, ラテン文字転写: Systema)は、ロシアの武術、軍隊格闘術。近代戦における様々な状況を想定した実戦的格闘術として、近年注目を集めている。なお、その歴史的背景と技術的特徴から、一般向けのセミナーでは護身術として整備されたプログラムを用いて指導されている。そのため2017年時点では競技格闘技ではない。【wikipedia】

 

ロシアの軍隊格闘技から護身のエッセンスを取り出し一般公開された武術。
と紹介される事が多いですが身体操作法」「リラックス・健康法」など、カバーする範囲は多岐に渡ります。

システマではグランドワークと呼ばれる、地面に寝たり座ったりしてのトレーニングが多くあります。

随分と前の事なので今は変わっているかも知れませんが
「硬い地面の上で転がったり動いたりすることで、地面との付き合い方を学ぶ」とシステマ大阪チーフインストラクターの大西氏に教えて頂いた事があります。

システマにも受け身があり、ローリングと呼ばれます。
柔道や合気道の受け身と決定的に違うことは、なるべく体を丸くして地面にぶつからないようにリラックスして転がるという点です。

完全にマスターして自由自在に扱うには相当量の練習が必要になりますが、少しでも身につけておくと転倒の際のケガの防止に役立つスキルです。

また、システマでは自重を使った腕立て伏せ・スクワット・腹筋といった基礎トレーニングが導入されていますから、筋力低下防止にも充分役立ち、そもそもの転倒を防止する効果もあります。(通常の筋トレとは目的が違います)

武術的な側面にフォーカスが集まりやすいシステマですが、長い歴史の中で培われた哲学や人生観も含まれていて、健康法という面でも注目が集まりつつあります。

システマ大阪webサイト

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
転倒を予防するには先ずは筋力低下を防ぎ、万が一の転倒の際の転がり方を覚えるというのは、健康寿命を延ばすという意味でも充分に効果的です。

寝たきりにならず、生涯元気に過ごし梅宮さんのような元気な高齢者として、若い世代に渇をいられられる人が少しでも多く居て欲しいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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